冬を海で過ごしたアユの仔魚は、春には河口部で変態し、稚アユの群れとなって川を遡ります。大きな遡上群が移動していく際には、カワウの群れが付きまとい、サギが川べりに集まって待ち受けます。秋には、成熟したアユが産卵のため群れを作って下流部めざして降ります。産卵群はカワウやサギを始め、猛禽のミサゴなどにも狙われます。

ちょっと見にくいですが水面近くに黒い鳥の群れが写っています。この黒い鳥はカワウで、
60羽余り確認できます。これだけの捕食者が産卵するアユの群れを待ち構えていました。

2020.11.03 7:00 am