天然アユの産卵床を整備

豊川下流部でアユの産卵が本格化する直前の時期を見計らって、漁協の組合員や協力する市民が、産卵床の整備を行っています。

豊川では、水源ダム開発や、川砂利採取により、上流からの砂礫供給がほとんど絶たれてきたため、浮石層が失われ、河床が固く締まった状態となっており、産卵条件が悪化しています。そのため、河床耕耘作業で川床の泥に埋まった礫を掘り起こし、泥を洗い流します。

下ってきたアユは、きれいに洗われた瀬の川床に溜まった小礫に卵を産み付けます。/

8月の出水で砂がかぶった瀬を耕耘して小礫の川床に整備しました。2021年9月25日 江島
産卵場付近のオオカナダモを取り除きました。2021年9月25日 二葉

 2021年は、9月25日に江島橋上流の瀬にて手作業で実施しました。二葉では同日、水草除去の作業を行いました。この年は、10月に入ってからも水温が高く、アユの産卵が始まったのは10月18日ころからとなりました。

産卵床整備…河床耕耘作業(2019年10月初旬)

主催: 豊川上水辺保全会

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