豊川下流部でアユの産卵が本格化する直前の時期を見計らって、漁協の組合員や協力する市民が、産卵床の整備を行っています。
豊川では、水源ダム開発や、川砂利採取により、上流からの砂礫供給がほとんど絶たれてきたため、浮石層が失われ、河床が固く締まった状態となっており、産卵条件が悪化しています。そのため、河床耕耘作業で川床の泥に埋まった礫を掘り起こし、泥を洗い流します。
下ってきたアユは、きれいに洗われた瀬の川床に溜まった小礫に卵を産み付けます。/


2021年は、9月25日に江島橋上流の瀬にて手作業で実施しました。二葉では同日、水草除去の作業を行いました。この年は、10月に入ってからも水温が高く、アユの産卵が始まったのは10月18日ころからとなりました。

主催: 豊川上水辺保全会